恐竜映画の金字塔、ジュラシック・シリーズ

2015年度の映画の中でトップクラス

2015年、ある映画が世界興行収入のオープニング記録を塗り替えた。この映画の名前は「ジュラシック・ワールド」、かつてスピルバーグ監督が監督を務めた、1993年公開の「ジュラシック・パーク」の正式な続編である。

前作の事件から22年の後、パークの権利は他企業が買い取り、ジュラシックパークを実現、大成功をおさめ数万人ものお客を招き入れる世界的テーマパークへとのし上がった。

しかし数万人もの客を満足させるためには、資金がまだまだ足りず、より多くの金を集めるために、新種の恐竜の開発に手を出した、その恐竜の名は「インドミナス・レックス」、新たなパークの目玉恐竜として展示する予定のティラノをベースに、他の肉食恐竜の特徴を混ぜ合わせて作った、ミックス恐竜である。

しかしインドミナスの能力は予測をはるかに上回り、人間並みの知能で脱走し、パークを危機に陥れる、ジュラシック・パニック映画である。

歴史の深い恐竜映画

こういった恐竜映画は実は第二次世界大戦以前から製作されており、それどころか第一次大戦ほどの100年もの昔から製作され、まだ映画自体に音もついていない時代から作られていたほど、恐竜映画の歴史は古い。

それまでは映画での恐竜の撮影手法や描写は人形を使っての撮影しかなかった。人形を一コマごとに少しづつ動かして、あたかも動いているように見せる、「ストップ・モーション」が普通だった。

動いている様には見えるがやはり人形を使っているので撮影に掛かる時間にはどうしても無理が出てしまい、恐竜の動きも現代の映画と照らし合わせてみると、どうしても違和感を覚えてしまう。

同時に生物のような肉感は薄くなってしまうのだ。それを解消し、当時の最新CG技術で恐竜を描いたのが「ジュラシック・パーク」だったのである。

恐竜映画の超代表格

最新の技術で描かれたその恐竜たちの描写は当時としては衝撃的という言葉しかなく、映画劇中の深いメッセージ性も単に娯楽映画に留まらせないものに昇華されている。

そしてこの映画は恐竜系映画の金字塔たる作品にして、映画の歴史に名実ともにその名を残すこととなった。

これの続編はその後二作品制作されたが、続編の「ロストワールド」では脚本や構成の関係でストーリの流れにアラや違和感が出てしまい、アメリカにおいてその年に公開された映画でひどい映画に送られる賞、ゴールデンラズベリー賞というその年の不評映画を扱う賞を受賞するという不名誉な結果になってしまった。

その次の「ジュラシック・パークⅢ」では方向転換し、登場する恐竜のメインをティラノサウルスではなくスピノサウルスをメインに作ったが、原点回帰をテーマにしたが完全な娯楽作となり、メッセージ性も薄いと少し不評だった。

だがこの作品でその後、恐竜界でスピノサウルスの名が一気に広まり、スピノのメディア出演の機会も一気に増え、有名恐竜のグループ入りを果たすことになったのだが。

「ジュラシックワールド」は映画から直結の物語といってもよいので一作目の要所要所で小物もかなり登場し、初代の作品を見ているとより理解できる描写も数多く存在する。

当時劇場で見た観客たちの郷愁を思い起こさせる作りとなっており、僕もそれにより小さかった頃を思い出し、感慨にふけった。

ジュラシック・ワールドの続編は2018年に公開されることになり、テーマとして動物虐待というかなり重いテーマをもとに映画が作られるということでメッセージ性はかなりの深いものとなりそうである。(映画公開以前に書かれた記事なのでご了承願いたい)

またこのシリーズは小説作品も多く出ているので映画で出演したキャラのその後も書かれているので読む価値もありそうである。